木造軸組模型の作り方(1/30スケール)

架構・構造

夏に帰省した時に確認申請したい

(結局引っ越してから申請を出した方がいいと言われたからのんびりできた)

7月から製材所の倉庫で刻みに取り掛かることになった

という2点から、図面を作ったり、木拾いしたり、とあちこちに手を付けて、

結局どれも中途半端な状況に……。

木拾いをして製材屋さんに発注して、それから書類作成した方がいいかな、と

まずは木拾いと刻みのために模型に専念することにしました。

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軸組み模型を作る

冬休みに作ったこれ↓↓から間取りが少し変わったのと

もう少し大きめにして、バルサ材でほぞも作ってみたかったので(前回作ったのはヒノキの角材)、

ホームセンターで4mm厚のバルサ材を買ってまず角材にしました。

売ってるバルサ材は80mm×450mmの板状だったので

先日3級技能士のために旦那さんが買った「毛引き」↓↓を活用してカットしました。

この毛引きは一度に2本の線というか溝を付けられるので、4mmと5mm、4mmと6mmなど

両面から溝を付け、カッターでサクッと切る、という方法で揃えました。

(鉋は溝を付けた時に丸くなった部分を平らにするために活用)

前回は1/50でしたが今回は1/30。実寸の120mm角は模型で4mmになります。

330mmで考えてた梁は今日訓練校に持って行ったら「2間半なら450mmあった方がいいら~」とのことで、

右から2,3番目は1cmのものと5mmのものをボンドでくっつけたものですface21

そして一番右は180mm角用の6mmの厚さのバルサ材をまた買いに行かないとなぁ・・・・・・

と思っていたら、ダイソーで6×6mmを3本セットで売ってました!!

あと1/30で載せていくために訓練校で図面をA3でコピーさせてもらいました。

そしたら意外と大きくて・・・・・・

張り合わせたらこんな大きさに。

ま、いっか……

土台編

模型の基礎部分はだいぶ前に作ってあって、

バルサ材を4mm,5mm,6mmと切って、ある程度目途を付けた本数を揃えてあったのですが、

いざ加工して組み立てる!となると、どうも重い腰が上がらず・・・・・・。

でも、その間に少し間取りの変更もあったので、取りあえず吉ということにしておきます。

まずは土台から。

基礎伏図を見ながら墨付けをして、蟻継ぎ、鎌継ぎのところは簡易的な切り欠きをして揃えました↓↓

全て貼り終えたところ。

半間間隔で切り込みがあるところは、90mm角の大引を落とし込みで入れようと思って欠いてあります。

柱を土台に差し込んだり、梁と桁が入り組んだ形で作りたいと1/30スケールにしたのに、

土台の加工中に一緒にほぞ穴を加工しても、穴の位置が前後左右で違ったら・・・・・・

という心配があったので、土台に貼り付けた後にマイナスドライバーで穴を開けました。

こうして柱を立てられるように、またちまちま加工していきます~~。

柱編

実際の刻みでは、柱は梁や桁を刻んでから最後にするそうなんですが、

模型を組み立てていく順番で作ってます。

柱を甘く見ていまして、

ほぼ全部同じ長さだし加工はカンタンカンタン

と、「柱はほとんどが外周(↓)の部分」とタカをくくっていたら、

真ん中を囲む5m級の柱14本にギャフンと言わされましたにやり

末口の加工に加えて、梁や桁を通すほぞ穴のことが頭からすっぽり抜けていたんですねおよよ

(ここは実際には5m級の柱は7寸(=21cm)角の4本だけにして、

他の同じ列の10本は梁を優先して、その上に束を立てていく方法を取りました)

柱を立てるほぞ穴をマイナスドライバーで開けたんですが、

基礎に載せた状態でドライバーを押し込むと木の繊維が潰れて奥に入り込むので、

柱のほぞが入りきらず結局ほぞを短くして入れました。

柱の加工になってから、切ったり穴を開けたりするのはアートナイフでやってます。

1/30スケールで柱のサイズとかもそのままで作ってるので、アートナイフは刃先が細くて使い勝手が良いです。

先程の太い7寸角の柱4本は・・・・・・


↑コレ

450mmの梁を載せて、その上に桁を渡り顎で掛けようかなと思っています。

梁編

梁を掛け終わりました。

ここは竿車知継ぎの部分↓

「大工棟梁 飯野のブログ」さんの「車知(シャチ)継ぎ~仕口編~」よりお借りしました。

楔を打ち込んで引き抜きにくくなる、という継手ですが、

実際に作ったことがありませんわーん

製材所で教わりながら覚えようと思います。

段違いになるところは下小根ほぞ差し 割楔締めの予定↓

秋田県立大学 木材高度加工研究所よりお借りしました

後は離れてる梁を繋ぐように棟木・母屋・桁を掛けます。

桁から棟木まで

両端の桁を取り付け、小屋束を7本ずつ立てて、

母屋と棟木を取り付けました。

これでひとまず完成です!

垂木は多いから省略。

それにこの方が実際に作るときに分かりやすいですし。

まとめ

製材所で加工する時にこの軸組模型も置いておき、かなり重宝しました。

私の間取りではハーフユニットバスのサイズに合わせて、浴室、トイレ、洗面所の並びは910mmではなく、

図面に表す時も模型にする時も手間が掛かりました。

それでも実際に土台の加工をする時には間違えてしまいました……。

墨付け初期だったし……(という言い訳)

でも、これを作っていなかったらもっと混乱していただろうなと思います。

コメント

  1. 嫁@美里住建 より:

    キレイな形ですね。素敵です(*^_^*)

  2. かったー より:

    嫁@美里住建さん
    ありがとうございます(^^)
    昨日、校長先生に見てもらったんですが、旅行に持って行くことになりましたf(^^;
    現在修正中です!

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